親子問題
昨日、何年間も浪人して医学部受験させられてた子供が親を殺害した記事を読んだ。
この子供の気持ちが痛いほどよくわかる。
なぜなら全く同じような境遇の高校の先輩がいたからだ。
私の先輩も医学部受験の為に4浪の人がいたが、3浪越えると人はオカシクなる。精神的にもう限界なんじゃないかという感じだった。
ここまでして医学部にこだわる必要あるだろうか?
親の希望を子供に押し付けることが、子供を潰してしまう場面は沢山見てきた。
私も、一時期父親の価値観と混ざっていた時期があるからよくわかる。
高校受験や大学受験、就職の際も世間一般的にエリートと言われる道を提示してきたが、私は父親より自考する力が強かったことと、離れて暮らしていたこともあり、免れた。
それでも、高い目標のせいで高校受験や大学受験の時は悩んだが、大学受験を機にエリート志向はもう無理だと思って方向転換したし、就職の際は自分でインターンに参加して感じた違和感を機に専門職に方向を変えた。
世の中には多様な仕事があるし、とにかく仕事して稼いで自立できれば何も言われないのだから、勉強が苦手なら大学も資格を取れる大学に行けばいいと思う。
歳を重ねるにつれ、親が必ずしも正しいわけではないとわかるようになる。特に自分の父親は、自分の選択に自信が持てないから、子供に強要してくるタイプであると判明した。
ゼミの先生も、自分の狭い価値観でしか生きてきていないから、話が通じなかった。もう辞めたけど。
自分より歳が上でも幼稚な人は沢山いるから、私は常に自分で考えるようにしている。そしたら、誰にも影響されないでいられる。
日本に蔓延る年功序列問題や家族単位問題は時代に合っていないと思う。年齢よりその人の生き方次第だし、家族は別人格の集まりである。
今はインターネットでなんでも調べることができ、大人が間違ったことを教えてもすぐにバレてしまう。
だから、この事件の子供もあと何年か遅く生まれていれば何かが変わった気がする。
他には、子供の中学受験もそうだ。
中学受験でエスカレート組は、本当に上に忠実だけど、自分の意思がない。私の友達も、内部進学組は就活で銀行などにいったが、どう考えても親の意思を反映している。
そもそも、生態的に金融にいるようなタイプではない。
内部進学で自由に生きてきた人が金融のようなお堅い仕事でやっていけるのか?と思うほどだ。まぁ結婚して辞めるのかなと思うけど。
親の意思ってもう時代遅れになってしまうことが多い。
そもそも数歳差でも全然見ている世界が違うと兄弟を見て感じるからだ。
親なんか20以上も離れているから、全然違うんだろうなと思ったりする。(外国人気質の親は例外)
これからは会社の社員でも家族でも独立した個人の集まりだと思って接することが大事だと思う。