人の世は夢のごとし

女子大生です。よく変わっているねと言われます。

ほどほどが一番

私は大学生になってから少しずつ変わった気がする。

 

中学生〜高校生の時は、完璧主義だった。

「1つの目標に対し、娯楽や誘惑をシャットアウトして、全力で頑張ることこそが大事」だと考えていた。

 

しかし、振り返ってみると不器用だなぁと思う。

 

1つの目標のために他の全てを犠牲にするということは、意外と効率が悪く、リスクが大きい。

例えば、受験勉強を何時間も出来るかといえば出来ないし、時間があればあるほどダラダラ勉強してしまったりする。

受験勉強のために友達との付き合いを断り続けていると、結局受験後に遊ぶ友達がいなくなったりする。(どちらも経験済み)

 

自分のレベルよりかなり高い志望校を目指さなくても、少し頑張れば届きそうな所を目指せば、遊びつつ合格を勝ち取ることも出来るし、青春として記憶に残るだろう。

 

私の場合は上記とは真逆であったために、青春なんて全くなかったし、最後にはしんどくなり勉強ペースが衰えていった。

 

私はこれを踏まえて、「何事もバランスが一番だな」と思うし、これからは「“ほどほど”に頑張ろう。」と思う。

 

勿論、過去のことについて「こうすれば良かったなぁ」と後悔も沢山あるが、それ以上に「若い時から手を抜かなかった自分」は素直に褒めたいと思う。手を抜こうと思えば、いくらでも抜けるし、そういうのは段々大人になるにつれて多くなる気がする。

このことは、自分が不器用であったがために出来たことだが、若い内から手を抜くなんてろくな大人にならないと思う。

 

だから、欅坂46の平手ちゃんが毎回全力でパフォーマンスしている姿を見ると、「それでいいんだよ。」と思う。

大人は「抜く所は抜かないと」と言うが、そういうことは若い内から教えるものじゃないと思う。振り返った時に初めて「あそこは少し力抜けば良かったなぁ」なんて考えて成長していくものだと思う。 

人とは異なるが、私は「1つの目標に対し、他のものを犠牲にして全力でぶつかった」という青春を味わった。

「高校時代に制服デートをする」という青春と同様に、それは「若い時の不器用さ故に出来た青春」であり、他のものと変えることが出来ないかけがえのない財産である。